介助と介護の違いについて

介助について、介護との違いや種類別の介助方法、介助に必要な介護用品・福祉用具をご紹介します。

自動排泄処理ロボット シルバー 自動排泄処理ロボットシルバーは介護における夜間の排泄処理の介護者の負担を軽減するために生まれました。 silver-ns.com  

介助とは

介助とは、日常生活を送る上で必要となる行為の手助けを行うことを言います。具体的には食事、排泄、入浴、着替えなど日々の生活のあらゆる場面で必要となる基本の動作や行動をサポートすることが介助です。
介助という言葉だけを聴くと、介護とよく似ています。では、介助と介護には一体どのような違いがあるのでしょうか?

介助と介護の違い

介助と介護のそれぞれには次のような意味があります

●介護・・・自力で日常生活を送ることが難しい方のために必要なケアや心のサポートなど、自立支援を目指した行動全般。

●介助・・・日常生活を送る上で不可欠となる動作や行動を手助けする行為そのものを指します。直接身体に触れてサポートすることを身体的介助と言い、食事介助、排泄介助、入浴介助、寝返り介助など介護現場ではさまざまな種類の介助が行われています。こうした介助が行われることによって、介護が成り立っています。

上記の意味から考えて介助は、介護の中の1つの行為として考えるとわかりやすいでしょう。

介助の種類と方法

介助にはさまざまな種類があるとお伝えしましたが、今回は実際の介護現場でよく行われている主な介助の方法をいくつかご紹介します。介助を行う際のポイントも併せてご紹介しますので、在宅介護を行う方は参考にしてください。

1.食事介助の方法

<食事介助前の準備>
□ 体調を確認する
□ 排泄を済ませておく
□ 手を洗って清潔にする
□ 口腔ケアや嚥下体操を行う
□ エプロンの着用、机の拭き取りなど食事しやすい環境へと整える
誤嚥防止のために姿勢を整える
□ 献立の説明など声かけを行う

<食事介助の手順>

(1)最初に水分を摂り、口内を湿らせる
スムーズな嚥下のために最初にお茶やお水を飲んで口の中を湿らせます。

(2)本人のペースに合わせて1口ずつ食事を提供する
比較的食べやすい水分の多いものから始め、主食、副菜、水分を交互に本人のペースに合わせてバランスよく口に運びます。

(3)摂取量をチェックする
食べ終わったら、どれだけの量を食べたかをチェックしましょう。食事内容や摂取量を記録しておくことで健康管理につながります。

(4)口周りや手を拭き、口腔ケアを行う
食べ終わったら口周りや手を拭き、歯磨きや入れ歯洗浄などをして口の中に食べ物が残っていないかの確認など口腔ケアを行い清潔にします。

<食事介助のポイント>

■ポイント1:介助者は本人の隣で同じ目線の高さになるように座る
立ったままや正面から介助すると威圧感を与えかねません。本人の隣または斜め前あたりに座って介助を行いましょう

■ポイント2:急かさず本人のペースに合わせる
食事を急かすと誤嚥や食べ物を詰まらせるリスクが高まります。口の中のものをきちんと飲み込んだことを確認してから次の食事を運ぶなど本人のペースに合わせましょう

■ポイント3:スプーンの使い方に注意する
スプーンを上から差し出すと顎が上がってしまい誤嚥を引き起こしやすくなります。1口の量はスプーンに軽く一杯程度とし、口の斜め下あたりから差し出すようにしましょう。口の奥ではなく手前にスプーンを入れ、口を閉じてからスプーンを抜くなど使い方に注意しましょう。

2.排泄介助の方法

排泄介助の方法は、その人の身体状況によって異なります。今回はトイレまで移動できる場合の介助方法についてご説明します。

<トイレ介助の手順>
(1)排泄のタイミングをうかがい、トイレへ誘導する

排泄のタイミングはそれぞれ違います。
排泄のサイクルを把握しておくとトイレへ誘導しやすくなります。

(2)ズボンと下着を下げる
手すりにつかまるか、壁に寄りかかって姿勢を安定させてからズボンと下着を下げます。

(3)便座に腰をかける
手すりにつかまったまま、もしくは介助者の首の後ろに手を回してもらって腰を支えながら便座にゆっくりと座ってもらいます。座ったときに足がしっかりと床につき、安定しているかどうかを確認しましょう。

(4)排泄する
座位が安定しているのであれば排泄中は一度トイレから退室し、排泄後に声をかけてもらうようにします。座位が不安定な場合は、下腹部にバスタオルをかけるなどしてプライバシーに配慮しつつ横で静かに見守ります。

(5)拭き取ってズボンと下着を上げる
腰を支えてお尻を少し浮かせてもらい、前から後ろに向かってきれいに拭き取ります。ズボンと下着を上げる際は、排泄前と同様に手すりなどで体を支えて安定した姿勢で行います。

(6)元の場所へ誘導する
元の場所まで安全に誘導しましょう。

<排泄介助のポイント>

■ポイント1:できることは自分でやってもらう
自力でできることは本人に任せ、1人では難しいところだけを手伝うようにしましょう。

■ポイント2:体調の変化に注意する
排泄中に力んで血圧が上がり、めまいなどを引き起こす可能性があります。体調の変化には十分注意しましょう

■ポイント3:排泄物や皮膚の状態をチェックする
排泄物や皮膚の状態をさりげなくチェックして健康状態を把握しておきましょう。下着やズボンに汚れがついていないかも併せて確認しておきましょう。


自動排泄処理ロボットシルバーは介護における夜間の排泄処理の介護者の負担を軽減するために生まれました。
介護ロボット「シルバー」は、清潔で快適な排泄をお手伝いします。

株式会社センカク

自動排泄処理ロボット シルバー 自動排泄処理ロボットシルバーは介護における夜間の排泄処理の介護者の負担を軽減するために生まれました。 silver-ns.com