介護ロボットとは?

介護ロボットは、ロボット技術を利用し利用者の自立支援などに役立つ介護機器のことです。

生産年齢人口が減少している現状において、介護職の人手不足の問題を解決できる手段として期待を持たれています。

ロボットと耳にすると人型のロボットをイメージすると思いますが、介護ロボットの多くは、人型ではなく介護者の身体に取り付け移乗介助時のサポートを行うロボットや利用者本人が装着をし歩行をサポートしてくれるロボットなどがあります。

介助や運動機能のサポートなどの他に、心を癒す「セラピーロボット」もあります。

セラピーロボットは犬や猫などの動物型ロボットが多く、心を癒す効果や認知症予防を目的に開発されました。

介護ロボットは、身体的なものをサポートをするものだけではなく、精神的なものをサポートするものなど様々なものがあります。

導入をすることで人手が必要となっていた業務を介護ロボットに任せることができるため、作業にかかる時間の短縮や空いた時間に別の業務をおこなうことができ、効率的に仕事を進めることができます。

介助をする際や夜間の見回りなどの心理的な負担も軽減することができます。

たとえば、見守りセンサーなどを使用することで、バイタルや離床を検知してくれるため、夜間の見回りに行く回数の減少や体調の変化などに気付きやすくなります。

このようなメリットはたくさんありますが、導入コストが高いことがデメリットとして挙げられます。

利用者に癒しを与えるセラピーロボットなどでも数万円からとなっており、大型のものや機能や性能が充実しているものであれば数百万円の費用がかかります。

導入したくてもコスト面を考えた時に導入できないのが介護ロボットが普及していない理由の一つとなっています。

介護ロボットを導入することでメリットはたくさんありますが、これを普及していくには、利用者と開発者の双方がお互いを理解することが大切です。

利用者はロボットへの正しい理解を行うこと、開発者は現場の実態・ニーズを理解することで今後の発展につながってくることでしょう。

※情報引用元

自動排泄処理ロボットシルバーは介護における夜間の排泄処理の介護者の負担を軽減するために生まれました。
介護ロボット「シルバー」は、清潔で快適な排泄をお手伝いします。