排尿障害のケア方法

排尿をするという行為は、生活をするうえで欠かすことのできない行為になります。

この行為をスムーズに行えないようになってしまうと、毎日の生活に重度のストレスがかかってくることでしょう。

排尿障害には、我慢できずに漏れてしまったり、トイレ到達できたとしてもそこでの動作をうまく行えずに間に合わなかったり、トイレを認知することができずに漏らしてしまったりとトラブルの種類は多岐にわたります。

そこでそれぞれについてのケアの方法を紹介していきたいと思います。

切迫性尿失禁

切迫性尿失禁とは、トイレに行きたいと感じたら漏れてしまっていたり、冷たい水を使った時や水の音を聞いたときに尿意を感じてしまったりすることが症状になります。

これを対策するには、膀胱のトレーニングが効果的です。
膀胱は比較的伸び縮みが自由な袋です。
漏らしたくはないと思って、頻繁にトイレに行くことが習慣になってしまうと膀胱はどんどん小さくなっていき、尿をためにくくなってきてしまいます。

なるべく尿意を我慢することを少しづつ続けていけば、膀胱に少しずつ貯められるようになっていきます。

3時間の間隔があけられるようになれば、排尿を自分の意思でコントロールできるようになったといえるでしょう。

また、医師の判断が必要ですが、薬を使うことが切迫性尿失禁の治療に効果的となります。

運動機能障害性尿失禁

うまく動作をすることができないため、トイレまで間に合わずに失禁してしまうことが症状になります。

筋力トレーニングなどの訓練で機能の復活を図ったり、手すりを付けたり、段差をなくしたりするなどの環境整備をすることも動作をしやすくするために大切です。

認知機能障害性失禁

トイレを認知することができなかったり、尿意の意思を示すことができないようなことが症状になります。

認知機能障害性尿失禁とは、機能性尿失禁の中でも、認知症などの精神機能障害によって判断や認知力が低下している場合に起こる尿失禁を言います。

トイレに行きたいサインを見つけて、トイレへと誘導する排泄誘導を行うことが重要です。

トイレの場所がわからない時には、わかりやすい表示をするようにしましょう。
トイレを思い出すところまで連れていくことも介護する上で大切です。

ただ、介護をしていくだけでは、介護されている側の体力や身体機能は低下する一方になってしまうため、何事もできるところは自分でやってもらうようにすることが大切です。

※情報引用元

自動排泄処理ロボットシルバーは介護における夜間の排泄処理の介護者の負担を軽減するために生まれました。
介護ロボット「シルバー」は、清潔で快適な排泄をお手伝いします。