高齢化社会の現状と今後の予測

高齢化が進んでいるのは、日本だけではなく世界的にも進行している問題ですが、日本は特に進行が早く世界でも高い水準となっています。

日本政府は、65歳以上を高齢者と規定していますが、現状日本は総人口の約3割が高齢者人口で占められています。

日本は高齢化だけではなく、少子化も進行しているため、出生率が落ち総人口が減少し続けている問題もあります。

高齢者人口は「団塊の世代」(第一次ベビーブーム)と呼ばれる人たちが65歳以上になった2015年に3387万人となりました。

この団塊の世代が75歳以上になる2025年には高齢者人口は3677万人になると見込まれています。

65歳以上が増加することで高齢化率は上昇を続け、2036年には3人に1人が高齢者となります。

この状態が続き、少子高齢化が進行して行けば、2065年には高齢者1人に対して、生産年齢人口1.3人の支えが必要な状態が訪れると予測されています。

日本の平均寿命は2022年時点で男性が79.64歳、女性が86.39歳であるが、医療技術の発展や、栄養・食事面の改善などにより2065年には男性が84.95歳、女性が91.35歳となると予想されています。
このことから、人口の高齢化はますます進んでいくことが予想されます。

日本の高齢化を世界と比較すると日本は1980年代までは下位に位置していましたが、90年代でほぼ中位、2005年には最高水準となりました。
今後もこの高水準を維持していくことが見込まれていますが、日本は世界の中で急速に高齢化が進んだ国であり、最も高齢化率が高く深刻な状態です。

高齢化だけが問題ではなく、少子化と絡んでいることが非常に深刻な問題となっています。

このままだと高齢者を若者が負担することがより大きくなっていくでしょう。

そうならないための施策、取り組みを行っていかなければ将来的に日本は立ち行かなくなってしまいます。

まずはこの高齢社会の問題についてより理解を深めていくことが大切です。

※情報引用元

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