介護業界の2025年問題

1947~1949年の第一次ベビーブームに生まれた団塊の世代後期高齢者(75歳)に達し、人口の4分の1が後期高齢者となるのが2025年です。

団塊の世代とは、人口が最も多い世代で、75歳を迎える人口が2000万人と言われています。

さらに前期高齢者といわれる65歳以上の高齢者も含めると、全人口の30%が高齢者となる予測がされています。

それに対して、日本の出生率は減少しており現役世代である労働人口は減少していく一方であるといわれています。

高齢者人口が増えることで医療費が増大することになれば、今よりもさらなる増税が心配されています。

高齢者にも影響があります。
後期高齢者が窓口で支払う医療費の自己負担額は1割でしたが、2022年から一定以上の所得がある後期高齢者の医療費の負担額は2割に引き上げることとなりました。

2025年には高齢者の5人に1人が認知症患者になると推計されています。
認知症ケアは専門性の高い知識やスキルが必要であり介護人材への負担も大きいため、介護人材不足により拍車をかけることが予測されます。

現状でも人手不足と言われている介護業界は、今後要介護者が増加の一方で介護を行う労働人口は減少している現状であるため、かなり深刻な問題が起きています。

この問題を解消するために国も様々な施策を行っています。

介護業界はネガティブなイメージの強い業界であるため、ポジティブなイメージへと変えるためにさまざまな魅力を発信しています。

介護を就職の選択肢にするために、多くの人に向けて情報発信をし、職場体験などを実施しています。

また、早期離職を防ぐために低賃金の改善や介護ロボットの導入、業務のAI化で業務の負担を軽減を行っています。

今後、介護業界はこのような改善が積極的に行われて、体力的、精神的にきつい仕事ではなく、やりがいを感じられる仕事に変わっていこうとしています。

やりがいを感じられる仕事でもあり、未経験からでもキャリアアップも可能である仕事を検討してみてはいかがでしょうか。

※情報引用元

自動排泄処理ロボットシルバーは介護における夜間の排泄処理の介護者の負担を軽減するために生まれました。
介護ロボット「シルバー」は、清潔で快適な排泄をお手伝いします。