介護業務の中心「排泄介助」

排泄介助は、食事介助や入浴介助と並ぶ介護職の代表的な仕事の一つになります。

業務の中心は、排泄介助といえるほど仕事の内容の中で大きなウエイトを占めています。

排泄介助は、単に利用者の排泄行為をサポートするだけではありません。
排泄物の状態から体調を把握したり、デリケートな部分を清潔に保たせ、感染症の予防をしたりと利用者の健康維持につながる介護の一つです。

排泄介助は、利用者の自尊心を守ることを重要視しなければいけません。
排泄介助を受けることを情けなく感じ、介助を受けることを嫌がる利用者は多いです。

したがって、現場での排泄に関する話題や失敗は避けるようにし、排泄中の利用者に対しては最大限のプライバシーの配慮をするようにしましょう。

排泄を急かしたり、失敗を責めたり、叱ったりすることは最も避けなければいけないことです。

介助をしなければトイレの時間が長くなるからといって、すべての行為を介助してしまっては、利用者の生活機能や意欲が低下してしまいます。

出来ることは本人に任せるようにし、見守るようにしましょう。
そして、自力で排泄を行うことは利用者の自尊心を守ることにつながります。

尿意や便意をうまく伝えられない人や感じることが難しい人には、起床時や食後、就寝前などのタイミングでトイレへと誘導するようにしましょう。

このような利用者には、決まった時間にトイレに行く習慣づけをしたり、便通を整えるためのマッサージや運動を促すなどの取り組みも重要となってきます。

排泄というプライベートな行為を他人に手伝ってもらうことは、誰しもが抵抗を感じます。

排泄の際に介助してもらうのが苦痛に感じて、出来るだけトイレに行かないように飲食の量を減らしたり、排泄を我慢したりするケースもあります。

このようなことになってしまっては、利用者の健康状態に被害が出てきてしまいます。

利用者の自尊心を傷つけないように注意しながら、出来ることは本人にやってもらうようにし、お互いの信頼関係を築いていくことが大切です。

※情報引用元

自動排泄処理ロボットシルバーは介護における夜間の排泄処理の介護者の負担を軽減するために生まれました。
介護ロボット「シルバー」は、清潔で快適な排泄をお手伝いします。